こんにちはトラ次郎です。
今日は「ハンバーグの蒸し焼き」についてお送りします。

ハンバーグって表面をこんがり焼いたら、そのあと蒸し焼きにしますよね。
この蒸し焼き状態で、ちょうどいい感じになるまで火を通す。
でも、フタを開けたら「あちゃー生焼け」とかよくある話。
「じゃあ、何分蒸し焼きにしたらいいの?」って疑問に思うんですが、一概に「何分」と言えないのが難しいところ。
フライパンの材質とか、ハンバーグの大きさで変わってくるので。
そこで今回は「絶対に失敗しない?ハンバーグの蒸し焼き」についてレポートします。
ぶっちゃ、小林カツ代さんの提唱している「水をたくさん入れる焼き方」です。
びっくりな方法なので「本当に美味しいのかな?」って気持ちもあるんですが。
ハンバーグの蒸し焼き時間は何分? 水がなくなったら終了!
小林カツ代さんのハンバーグの焼き方は、蒸し焼きの水を多めに使用するのが特徴。
(ハンバーグの高さ半分)
んで、水が無くなるまで蒸したら終了。
だから「○○分蒸します」みたいな分数での基準がありません。
水が無くなるタイミングで丁度よく焼けるので、きめられた時間ってのがないんですね。
…と言いつつ
今回ぼくが試した調理では、だいたい7分くらいでした。
なので、皆さんのお家でもそれ前後になるんじゃないかな~と思います。
5~15分とか。
(フライパンの大きさやハンバーグの数で変わりますけど)
さすがに、30分まではかからないでしょう。
蒸し焼きハンバーグの作り方
カツ代ハンバーグの作り方は、ぜんぜん難しくないです。
普通にハンバーグを作る手順で、蒸し焼きの水が多いだけですから。
ポイントは水の量。
ハンバーグの下半分が浸るくらい水を注ぎます。
普通の作り方と比べるとかなり多い感じがしますが、 これが大事なんですね。
全体の流れはこんな感じ
ハンバーグのタネを中火で焼く(程よく焼き目をつける)



両面に焼き目がついたら水を入れる(ハンバーグの下半分まで)



蓋をして蒸し焼き(中火で水が無くなるまで)



水がなく無くなったら終了(水がタイマー代わり)



大量の水に浸っているので焦げる心配もないし、火の通りも程よくいい感じ。
本当においしい?試食!
カツ代ハンバーグはマジでうまいです。
でも、その前にチョット説明したいのお付き合いください…
ハンバーグ焼き上がり
さて、こちらが焼き上がったハンバーグ↓



水をたくさん使ったので、茹でハンバーグになるかな?と思ったら意外と普通です。
包丁で二つに切ってみました↓



肉汁どばーっ!
よく見ると、中心部がほんのすこーしピンク。
でも、生じゃないんですね。
絶妙なアルデンテ状態で、ハンバーグの焼き加減はこのくらいがベスト。
普通は、このあと盛り付けとか配膳をするので、その時間で余熱が入り薄ピンクがとれます。
この状態に仕上げるのって、けっこう気をつかうんですよ~
しかし、カツ代ハンバーグはそれが自動的にできてしまう!
ブラボーです。
味は?
水たっぷりで蒸し焼きにしたカツ代ハンバーグ。
正直言って「こんなに水を入れたら、ハンバーグがふやけちゃうじゃない?」って思いました。
でも、実際に食べてみると表面がサクッと仕上がり、ぜーんぜんふやけてないです。
そして、肉汁感も文句なし。
ってか、文句のつけようが無い完成度。
肉の味もかなりいい感じ。
ハンバーグって、焼き方次第で結構味が変わりますよね。
- 普通に焼くと、肉の味が凝縮されてパンチのある風味がでる
- 低温焼きだと、肉の風味が尊重されて優しい味になる
これって、人それぞれ好みが様々。
でもカツ代ハンバーグは、二つのメリットをちょうどいい感じにいいとこ取りしています。
ハンバーグらしいパンチ力と、豊かな肉の風味。
それどころか、ほんの少ししか入れていないナツメグの風味が、ちょうどいい感じに香るんです。
表面にガツンと入った焼け目が、バランスよく整った素材の味をうまく引き立てる。
ま、プロの職人さんはもっと上手に焼くのかもしれませんが、家庭でこの味を気軽に楽しめるのは非常にありがたいです。
今度ハンバーグを作るときは、カツ代の蒸し焼きハンバーグをぜひ試してみてください。
失敗も少ないので、かなりオススメです。